平成20年度文部科学省新学術領域研究
研究組織
大河計画研究組織の構成
本領域は、総括班、5つの計画研究(A01-A05 班)、および公募研究から構成されています。
A01 班は構造イメージングと地殻・マントルの化学組成の解析を通じて、「海底下の大河」を支える地殻形成プロセスを明らかにし、A02 班は熱水・冷湧水プルームの検出や微生物・大型生物の定量分析を通じて海洋に流出した「海底下の大河」の影響を定量的に解析し、A03 班は年代測定等を通じて「海底下の大河」の活動の数年から数万年にわたるタイムスケールでの長期時間変動を評価し、A04 班は物理・化学環境と微生物活動の相互作用を、微視的なスケールの素過程として解き明かします。そして、A05 班は唯一フィールドに出ず、室内高温高圧実験で「海底下の大河」の環境を再現します。
このように、5 つの班はお互いに深く結び合いつつ、過不足なくデータを作り出せるように綿密な計画の下、配置されています。これらの学際的なチームワークにより、さまざまな大河の挙動を、時間的・空間的に解明することを目指します。
領域代表者
氏名
浦辺 徹郎
所属
東京大学理学系研究科
地球惑星科学専攻
職
教授
専門
地球科学、鉱床学
領域長あいさつ
T-MORE制度
海底下の大河計画では、大学院生や若手研究者の育成のため、領域内での国内留学制度にとりくんでいます。特に、分野の異なる研究期間への短期留学を通じて、視野を広げるとともに分野間融合による新しい研究の創成につながることを期待しています。2010年度には、3名の大学院生が国内留学を行いました。
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