SFC Ver 6.36 −> 6.38の変更点
04. 04. 20 TK
Ver. 6.38では今までのVersionから以下のような改良,変更が加えられています。
主な変更は菊池パターン描画フォーム(Fig.1)と結晶方位(ステレオネット)描画フォーム
(Fig. 2)に対してです。
菊池パターン描画フォームでは以下のように@とAに新しい機能が追加されています。
Fig. 1
@ 結晶の回転による菊池パターンの表示
4つの矢印ボタンをクリックすることにより,結晶を上下左右に回転させ,その菊池パターン
を描画します。あたかも菊池パターンが平行移動するように動いていきます(ただし決して
平行移動ではない)。一回のクリックによる結晶の回転角はメニューバーの
Others -> shift angle pitch
で現れる入力フォームで変えることができます。
A 描画パターン上の菊池ラインの指数計算
1) ここにある2つのセレクトボタンでband index searchを選ぶ
2) 指数を決めたい菊池ラインを描画上でドラッグする(緑のラインで表示される)
3) Calcボタンを押せば,候補の指数が上のリストボックスに表示される
このときに表示される最初の数は通し番号で,h,k,lは2,3,4番目の数になります。
結晶方位描画フォームは以下のように3つの機能が追加されています。
@
緯度方向の位置表示をボックスの中の3つから選びます。
1) Theta 角度(0−90°)に対応し,等分で表示する
2) Sin(Theta) 方向を上から見たように表示する
3) Tan(Theta/2) 本来のステレオ表示
A 表示する方向を選択します。
1) UVW 晶帯軸の方向を表示する
2) HKL 結晶面の法線方向あるいは逆格子ベクトルの方向を表示する
B ステレオネットの拡大・縮小を行ないます。
以上