SFC Ver 6.35 ® 6.36の変更点
03.08.25
Ver. 6.36では今までのVersionから以下のような改良,変更が加えられています。
今回の主な変更はすべて菊池パターン解析のルーチンとそのフォームに対してのものです。
1)
従来のVersionでは1点で交わる3本の菊池バンドを選択すると,結晶方位の計算を行ないませんでしたが(Matrix Errorの表示が出る),
新しいVersionでは1点で交わる3本の菊池バンドでも方位の計算を行ないます。また2本の菊池バンドの選択でも原理的には計算が
可能となっています。この場合プログラムでは以前と同様3本のバンドの指定が要求されますので,3本目は1本目と同じものを指定してく
ださい。但しこのような菊池バンドの選択は情報量の減少を伴うものですから,必然的に正解以外の候補を多く出す可能性が高くなります。
またVer6.35で新しくできた“omit equivalent direction”のチェックボックスをチェックしていると正解が省かれる可能性があります。このため
やむをえない場合を除き,従来同様1点で交わらない3本のバンドを指定することを推奨します。
(下のex.1,ex.2参照)。
2)
3本の菊池バンド間の角度以外にバンド幅を含めた計算方法の指定をこのフォーム上に設けました。実はこの計算法は旧バージョン
では別のフォームとしてつくってあり,これは結晶パラメータの入力フォームから入りましたが,メンテナンスの作業効率等から本フォームに
つくられたチェックボックス
“Consider band width (6 line required)” をチェックすることにより選択するようにしました(ex.3)。
ex.1
従来結晶方位を計算しなかったこのような菊池バンドの指定でも方位を計算する。尚この場合リストボックスの候補に“A1”またはA2”の
文字がつくが無視して構わない。
ex.2
例えば2本の菊池バンドしか得られないようなパターンのときは3本目の指定を1本目と同じにすることにより計算を行なう。但し
候補の数はかなり多くなる可能性がある。
ex.3
@
のチェックボックスをチェックするとその下に計算に用いる菊池バンドの幅の許容誤差(%で指定)を入力するテキストボックスAを
表示する。デフォールトは25%となっているが,ここに考えられる誤差を入力する。@のチェックボックスがチェックされた場合はこのように
6本のラインの各2本づつで指定したい菊池バンドをはさみ,その位置,方向,幅を指示する。尚リストボックスの出力の最後に3つの数字
が新しく付け加わる(B)。これはバンド幅の測定値と計算値の差を%で表示している。
以上