誘導結合プラズマ質量分析装置。
研究室の主力機器です。
プラズマ(ICP)をイオン源として使用し、発生したイオンを質量分析部(MS)で検出する高感度元素分析装置です。
周期表上のほとんどすべての元素を同時に測定可能であり、測定元素についてサブng/L(ppt)の濃度レベルで測定できます。
また、定性分析、半定量分析、定量分析が可能です。最近では、As, Se, Mo, Sb, Te, I, W, Tl等の重金属元素や希土類元素の測定に利用されています。
誘導結合プラズマ発光分析法。
ICP分析法は迅速に多元素同時定量できるため、土壌や岩石、水試料の分析に用いられます。
数ppb~100 ppm レベルの濃度を1%以下の測定精度で定量できます
多重検出器型誘導結合プラズマ質量分析装置。
専攻共用機器ですが、いつもお世話になっているマシンです。9つの検出器を備え、重元素の同位体比を精密に測定する時に利用します。目的の元素を単離して純度を上げる化学分離の方法の確立も重要になります。また固体試料に対してはレーサーアブレーション法を用いて直接分析することも可能です。